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なぜ売られる?◆村田製作所(6981)の企業分析をしてみた

村田製作所(6981)株価情報
「過去最高益」なのに株価下落 村田製作所は売られすぎ?なのか、いろいろ指数などチェックしていきましょう。

村田製作所の株価
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株価:5,834円
PER:18.04倍
PBR:2.33倍
時価総額:8.06兆円
配当利回り:1.60%

2019/10/25のデータ 

村田製作所の事業内容
村田製作所は京都府長岡京市に本社を置く最先端の電子部品や多機能で高密度なモジュール等の設計・製造を手掛ける老舗メーカー。事業は日本だけでなくグローバルに展開しています。セラミック材料から生産技術までの主要技術を自社開発しており、その垂直統合により独自性ある製品を開発しているのが特徴です。主力商品であるセラミックスコンデンサーで世界随一のシェアを占めているほか、その他にも、セラミックフィルタ、高周波部品、センサー部品も強く、世界的に圧倒的なシェアを持っています。

特徴としてあげられるのが、原材料からの一貫生産。設計から材料の選定、調達、生産、販売およびサービスにわたる全ての段階を一貫して管理する「品質管理基本方針」を定め、独自の製品を常に開発し、新しい分野を開くと同時に、「良い機器システムは良い部品と良い設計から、良い部品は良い材料と良い工程から作られる。」という考え方を基本にしています。

日本の電子部品メーカーとしては売上高で京セラに次ぐ2位世界シェア首位の製品を多く抱えています。


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女性役員比率
役員14人中女性1人

主要株主
日本トラスティサービス信託銀行 8.7%
大株主日本マスタートラスト信託銀行 5.6%
大株主JPMORGANCHASEBANK 4.4%
大株主日本生命保険相互会社 3.5%
大株主SSBTCCLIENTOMNIBUSACCOUNT 2.5%

社是
技術を練磨し
科学的管理を実践し
独自の製品を供給して
文化の発展に貢献し
信用の蓄積につとめ
会社の発展と
協力者の共栄をはかり
これをよろこび
感謝する人びとと
ともに運営する

株価の推移
10年チャート
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2年チャート
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売り上げ
2016年3月末:12108億円
2017年3月末:11355億円
2018年3月末:13718億円
2019年3月末:15750億円

営業利益
2016年:2754億円(22.7%)
2017年:2012億円(17.7%)
2018年:1621億円(11.8%)
2019年:2668億円(16.9%)

2019年3月期連結決算ではは、純利益が41.6%増の2068億円となり、過去最高を更新しています。これは車載部品の需要が大きく伸び、工場のフル操業によって利益率が向上したことによります。
ただし、海外売り上げ比率が高く、引き続き米中貿易戦争の影響を慎重に見極める必要があり、特に中国の売上推移には注目していったほうがいいでしょう。


まとめ
米中貿易摩擦などによって株式市場全体が下げ相場な中、特に影響を受け日経平均の下落率をはるかに上回っていた村田製作所。「米中貿易摩擦は深刻度が増しており、中国への出荷が多い村田製作所には痛手」との見方も根強いところ。米・中国経済への懸念が払拭されるまで取引は控えたほうがいいかもしれません。ただし、7月に比べ10月は回復基調にあります。そろそろ買い時かも。。
 
2019/10/25のデータとなります 


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