警備員による窃盗事件で渦中の◆セコム(9735)株価は今後どうなる?企業分析してみた
セコム(9735)株価情報
そんなの防ぎようがない?会社の信頼を失うような事件が発生してしまったセコム、株価への影響は?いろいろ指数などチェックしていきましょう。
セコムの株価
株価:9,611円
PER:22.80倍
PBR:2.11倍
時価総額:2.24兆円
配当利回り:2.21%
2019/11/7のデータ
【スポンサーリンク】
セコムの事業内容
セコムといえば警備事業を思い浮かべる人が多いでしょうか。警備事業を含む「セキュリティサービス事業」は日本初の警備会社として誕生し、業界ではダントツで首位の座の売り上げを誇ります。その他にも、警備保障会社からセキュリティをコア事業に据え、防災、メディカル(医療)、保険、地理情報サービス、情報通信(ICT)、不動産など「社会システム産業」という新しい業態を築いています。
女性役員比率
役員人15中女性0人
主要株主
日本マスタートラスト信託銀行 14.41%
日本トラスティサービス信託銀行 8.97%
JPMORGANCHASEBANK 4.37%
STATESTREETBANKANDTRUSTCOMPANY 2.41%
役員 飯田亮 1.94%
企業理念
セコムの基本理念である「社会に有益な事業を行う」を常に考えの根底にすえ、事業の選択を行うべきであり、いささかも逸脱をしてはならないのである。
セコムは、いつも世の中に新しい価値を創り出したいと考えています。
この私たちがめざす姿を実現するために、
創業以来、脈々と受け継がれている理念や考えがあります。
それは企業の「人格」と呼べるものであり、
世の中における自らの存在意義を決定づけるもの。
この理念があるからこそ、セコムはセコムたり得るのです
株価の推移
5年チャート
1年チャート
売り上げ
2016年3月:8,810億円
2017年3月:9,280億円
2018年3月:9,706億円
2019年3月:1兆138億円
セグメント別売り上げ割合(2019年3月期)
純利益
2016年:770億円(8.7%)
2017年:841億円(9.1%)
2018年:869億円(9.0%)
2019年:920億円(9.1%)
そして、2020年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期に対し増収、営業利益ベースでも増益となっています。売上高・営業利益ともに過去最高を達成したほかすべての事業において売上高が伸長し、増収となっています。
まとめ
高齢化社会が進む中「安心」を提供し「ネットワーク」をつくりそれを活用するセコム。業界首位を走る事業力は長期的にみても安心な株の一つです。ただしセコムの信頼を脅かす元社員による事件なども含め割高感が強いのが現状です。当面は下げ基調となるでしょう。高収益を叩き出す優良企業だけに、信頼回復のために打つ手はあるのか、底をついたところで買い、見守っていくのがいいのかもしれません。
ALSOKでおなじみの綜合警備保障はこちらから
【スポンサーリンク】